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緑陰対談2026
緑陰対談2026
〜 amidacoffee店長・福岡経が、高岡のこれからを語る場に立ちました 〜
こんにちは、amida coffeeスタッフです。
今日は、私たちにとって少し誇らしく、そして少し背筋の伸びるご報告をさせてください。
この夏、富山テレビ(BBT)の番組「緑陰対談」に、amida coffee店長の福岡経(ふくおか けい)が登壇いたしました。
普段はカウンターの内側でコーヒーを淹れ、大仏さまを見上げながら「いらっしゃいませ」と言っている、あの男です。「高岡を愛しすぎた男・KEI」と呼ばれることもある、あの店長です。
その彼が、高岡市のこれからについて語り合う場にご指名をいただきました。今日はそのことを、少しだけ丁寧に書き残しておきたいと思います。
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◆「緑陰対談」という番組のこと
まず、「緑陰対談」という番組をご存じない方のために。
これは富山テレビ(BBT)などで放送されてきた、30年以上の歴史を持つ対談番組です。地域の未来、まちづくり、この土地に暮らす人たちのこれから——そうしたテーマを、じっくりと時間をかけて語り合う。派手な演出も、笑い声のSEもありません。ただ、座って、話す。それだけの番組です。
けれど、だからこそ格式があります。
30年以上というのは、決して短い時間ではありません。その間に富山県も、高岡市も、ずいぶん姿を変えてきました。人口も、産業も、まちの風景も。そのひとつひとつの節目に、この番組はカメラを据えて、そのときどきの「これからどうする?」を記録し続けてきたわけです。
言い換えれば、緑陰対談とは、富山という土地の議事録のようなものだと私たちは思っています。
その席に呼んでいただけたということ。これは、いち店舗の出演情報という以上の意味を持つことだと、私たちは受け止めています。
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◆ なぜ、カフェの店長が呼ばれたのか
ここが今回、いちばんお伝えしたい部分です。
福岡は、amida coffeeの店長であると同時に、高岡古城公園を中心に活動する観光ガイドグループ「やまたちばな」の代表を務めています。今回のご指名は、この立場に対していただいたものでした。
高岡古城公園。地元の方なら、誰もが一度は歩いたことのある場所だと思います。桜の名所であり、動物園があり、堀があり、散歩道があり、春には花見、夏には木陰、秋には紅葉——高岡の人にとっては「公園」という言葉でひとくくりにするには惜しいほど、生活に溶け込んだ場所です。
けれどこの場所の正式名称は、「高岡城跡(たかおかじょうあと)」といいます。
国が指定する史跡であり、日本100名城のひとつにも数えられています。1609年、加賀藩二代藩主・前田利長が築いた城の跡。築城からわずか6年で一国一城令により廃城となりながら、その後も高岡の町人たちの手によって守られ、明治のはじめに公園として生まれ変わりました。四百年前の水堀が、ほぼ当時のままの形で今も残っている。これは全国的に見ても、たいへん貴重なことなのだそうです。
つまりあの場所は、市民の憩いの場であると同時に、日本の歴史資産でもある。
その二つの顔をどう両立させ、どう次の世代に手渡していくのか。観光地として整えていくのか、暮らしの延長として守るのか。訪れる方に何を伝え、何を持ち帰っていただくのか。
そうした問いに、現場でガイドとして立ち続けている人間の目線から意見が欲しい——というのが、今回のご指名の理由でした。
会議室の議論ではなく、実際に訪れた方の顔を見て、質問を受け、「あ、この街のこの部分に外の人は反応するのか」と肌で知っている人間の言葉。まちづくりの指南役としてそれを求められた、ということだと理解しています。
◆ ただ、カフェの店長をしているわけではない
私たちは店の人間ですので、身内びいきは承知の上で書きますが、福岡は本当に、ただカフェの店長をしているわけではありません。
肩書きを並べればいくつも出てきますし、それぞれに実際の活動があります。観光ガイドグループの代表として高岡城跡を案内し、地域のイベントの実行委員として企画を組み立て、店の営業をしながら、ボランティアの現場にも立つ。
私たちのお店で言えば、この7月に第1回を開催した「高岡大仏ねがい道マルシェ」もそのひとつです。中心市街地のにぎわいが少しずつ失われていく中で、高岡大仏の周辺からもう一度、人の流れと笑顔を取り戻したい。そんな願いを実行委員会のメンバーと何度も語り合い、準備を重ね、形にしました。今年度中にあと2回、秋と来年の春にも開催を予定しています。
ビジネスと、ソーシャルビジネスと、ボランティア。
この三つは、どれかひとつに絞ったほうがずっと楽です。実際、混ぜると大変です。お金の話と、地域の話と、無償の善意の話が、同じ日の同じ手帳の中に並ぶわけですから。
それでも彼が三つを並走させているのは、たぶん、切り離せないと思っているからだと思います。
高岡に人が来なければ、店にも人は来ない。店が続かなければ、地域に関わり続けることもできない。地域が元気でなければ、そもそも店を出す理由がない。全部つながっている。だから全部やる。——そういう理屈です。
そしてもうひとつ、彼が意識してきたことがあります。**外からお金を呼び込む役割**、いわゆる外貨獲得の旗振り役です。
高岡には今、県外から、そして国外から、本当にたくさんの方が訪れてくださっています。高岡大仏、瑞龍寺、金屋町、山町筋、雨晴海岸、そして高岡古城公園。歩けば歩くほど出てくる街です。
けれど、来ていただくだけでは地域は潤いません。滞在していただき、食べていただき、買っていただき、また来たいと思っていただく。その流れをつくって初めて、この街にお金が落ち、次の世代の仕事が生まれます。
大仏さまの真横で小さな店を開いている私たちにとって、これは理念ではなく、毎日の実務です。
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◆ お盆に、県民に向けて放送されるということ
放送は、8月のお盆の時期でした。
これも実は、大きな意味があると思っています。
お盆というのは、一年でいちばん、富山に人が戻ってくる季節です。県外で暮らすご家族が帰省され、久しぶりに実家の居間に集まって、テレビをつけている。県内に住んでいる方も、仕事が止まって、家にいる。
つまり、いちばん多くの人が「地元のこと」を考える時間帯に、この番組は流れていたわけです。
およそ100万人が暮らす富山県。その一軒一軒の茶の間に向けて、高岡のこれからの話が届く。他の市町村にお住まいの方にとって、高岡のことを深く知る機会は、正直そう多くないかもしれません。
けれど高岡市は、富山県第二の都市です。
ここがどう動くかは、県全体の姿にそのまま関わってきます。ここで暮らす方にとってはもちろん、交流人口として行き来される方にとっても、ビジネスを共にする仲間として関わってくださる方にとっても、高岡の動向を知っておくことには確かな意味があると私たちは考えています。
その話を、お盆の茶の間にお届けできたこと。これは本当にありがたいことでした。
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◆ 現場の人間にしか言えないことがある
まちづくりの議論には、いろいろな立場の方が関わります。行政の方、専門家の方、企業の方、団体の方。どの視点も欠かせません。
その中で、店の人間が持ち込めるものは何か。
私たちが思うに、それは**顔の見える一次情報**です。
カウンターに立っていると、いろいろな声が聞こえてきます。「大仏さん、思ったより大きくてびっくりした」「駅からここまで、意外と歩けるんですね」「次はどこ行けばいいですか」「高岡って、こんなに古い街並みが残ってるんだ」。
観光ガイドの現場でも同じです。案内をしていると、お客さまがどこで足を止め、どこでカメラを構え、どの話に身を乗り出すのかが、はっきり見えます。逆に、こちらが力を入れて説明したのに反応が薄かった、ということも山ほどあります。
こうした肌感覚は、資料には載りません。数字にもなりません。けれど、まちの魅力をどう伝えるかを考えるとき、これほど役に立つ材料もないと思うのです。
福岡が今回求められたのは、まさにその部分だったのだと思います。
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◆ 一緒に動いてくれる人を、探しています
今回の登壇を通じて、私たちが改めて感じたことがあります。
それは、まちづくりは、誰かがやってくれるものではないということです。
番組で語られる言葉が、そのまま街を変えるわけではありません。変えるのは、その話を聞いて「じゃあ自分は何ができるかな」と思ってくださった方の、次の一歩です。
だからこそ、今回の登壇が、より多くの方に一緒に考えていただくための道筋のひとつになれば——それが私たちのいちばんの願いです。
「高岡の街を、自分たちの手で盛り上げてみたい」
「まちづくりに関わってみたいけれど、きっかけがない」
そんな思いをお持ちの方がいらっしゃいましたら、ぜひ声をかけてください。ねがい道マルシェの実行メンバーやボランティアメンバーも、随時募集しています。高岡古城公園のガイドに興味のある方も、大歓迎です。
大それたことでなくて構いません。イベントの日に一日だけ手伝いに来てくださるのでもいい。SNSでこの街のことを一言書いてくださるのでもいい。県外のご友人に「高岡、いいところだよ」と伝えてくださるのでもいい。
そうした小さな動きが集まったところにしか、街の未来はないのだと思います。
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◆ 最後に
こうした場に呼んでいただけたのは、福岡ひとりの力ではありません。
これまで一緒に活動してくださった地域の皆さま、ガイドの仲間、実行委員会の皆さま、そして日々お店に足を運んでくださるお客さまがいてくださったからこそ、彼の言葉に少しばかりの重みがついたのだと思っています。
あらためて、心より御礼申し上げます。
私たちは、これからも大仏さまの足元で店を開き続けます。お参りを終えた方に「おつかれさまでした」とひと息つける場所を差し出しながら、この街のことを考え続けます。
高岡のこれからを、一緒に。
☕ **19HITOYASUMI COFFEE(19ひとやすみ)& amidacoffee**
富山県西部を拠点に約50年。自家焙煎コーヒーと手づくりのお菓子のお店です。
戸出店/砺波店/南砺店/総曲輪店/amida coffee 高岡大仏店
📍 amida coffee(アミダコーヒー)
富山県高岡市/高岡大仏すぐそば
まちづくりに関するご相談、ガイドのお問い合わせ、出前コーヒー教室のご依頼は、店舗またはお問い合わせフォームより承ります。
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