ブログ-BLOG-
「支える人」を支える一杯のこと
社会福祉協議会さまへ、コーヒー教室を。──「支える人」を支える一杯のこと
先日、地元の社会福祉協議会さまより、職員の皆さまとご家族に向けたコーヒー教室のご依頼をいただきました。福利厚生の一環として、休日にリフレッシュできる時間をつくりたい、というご相談です。
大変ありがたいお話であると同時に、私たちにとっても背筋が伸びるご依頼でした。今日はその準備の中で改めて学んだ「社会福祉協議会(社協)」という組織のことと、そこに私たちバリスタの技術がどうお役に立てるのかを、少しだけ丁寧に書いてみたいと思います。
社会福祉協議会は「役所」ではありません
恥ずかしながら、私たちも長いあいだ「市役所の福祉課の一部」のようなものだと思っていました。実際には違います。
社会福祉協議会は、社会福祉法人という民間の非営利団体です。職員の皆さまは地方公務員ではありません。ただ、業務の公益性が非常に高く、行政と密接に連携しているため「準公務員」のように見られることが多い、少し特別な立ち位置の組織です。
構造も、ひとつの巨大な組織があるわけではありません。全国社会福祉協議会、都道府県社協、そして市区町村社協が、それぞれ独立した法人として存在し、連携しているという形です。今回ご依頼をいただいたのも、地域に根ざした市区町村の社協さまでした。
さらに一つの市区町村社協の中でも、高齢者福祉、障害者支援、ボランティアセンター、児童福祉、生活困窮者支援と、専門ごとに部署が細かく分かれています。規模の大きな市になると、本所のほかに支所や地区センターを置き、より地域に密着した活動をされています。
役所の本庁舎内や総合福祉センターに事務所を構えていることが多く、市役所から出向してきた職員の方が一緒に働いていることもある。だから「公務員のように見える」のですね。運営資金の多くも、行政からの委託金や補助金、そして赤い羽根共同募金によって支えられています。
つまり社協さまは、行政の手が届ききらないところに、民間の柔軟さで手を伸ばしている組織なのだと理解しました。
「支える人」も、支えられていい
福祉の現場が、決して楽な仕事ではないことは想像に難くありません。人の暮らしの、いちばんしんどいところに寄り添う仕事です。感情を使う仕事でもあります。
そんな現場を担う職員の皆さまが、ご家族と一緒に休日にコーヒーを淹れて笑い合う時間。それを福利厚生として企画されたご担当者さまの想いに、私たちは深く共感しました。
支える人が、まず自分を大切にできること。それは福祉の質そのものに直結するのだと思います。
バリスタの技術は、こういう場面で役に立ちます
では、私たちが持っているコーヒーの知識や技術が、こうした場でどう生かせるのか。改めて言葉にしてみます。
一、手を動かすと、頭が静かになる
お湯を細く注ぐ。膨らむ粉を見つめる。ハンドドリップは、たった3分ほどの間、目の前のこと以外を考えられなくなる作業です。日々たくさんのことを気にかけている方ほど、この「何も考えなくていい3分」が効きます。
二、香りは、言葉より早く人をゆるめる
挽きたての粉の香りが立ちのぼった瞬間、会場の空気がふっと変わります。これは何度立ち会っても不思議な瞬間です。まだ一口も飲んでいないのに、皆さんの表情がやわらかくなる。
三、一杯が、会話のきっかけになる
「濃いですね」「私は薄めが好き」──味の話は、誰も傷つけずにできる会話です。部署が違って普段話さない方同士、親子で参加された方同士。コーヒーは人と人との間に置かれることで、人間関係を円滑に進める潤滑油としていちばん働いてくれます。
四、持ち帰れる、一生ものの技術
道具の選び方、お湯の温度、粉の量、注ぎ方。ご自宅ですぐ再現できる形でお伝えします。教室が終わったあとも、明日の朝のキッチンで続いていく。これが私たちがいちばん大事にしていることです。
五、コーヒーは「果実」であると知ること
コーヒーは生鮮食品です。それゆえに、質の良し悪しが感覚でしか測れず、理解しづらい。でも、もとをたどれば赤い果実の種子です。そこをひもとくと、「苦くて強いもの」という思い込みがほどけていきます。優しくて綺麗なコーヒーは、飲みやすく、誰にでも喜ばれる。世界各国の豆を飲み比べていただくと、必ず驚きの声が上がります。
職員研修にも、親子企画にも
今回のような職員互助会・福利厚生の企画のほか、市町村の生涯学習出前講座、自治会・公民館・婦人会・老人会、企業研修、親子イベントなど、さまざまな形でコーヒー教室を承っています。人数、時間、ご予算、目的に合わせて構成を組み立てますので、まずはお気軽にご相談ください。
福祉の現場で毎日を支えている皆さまに、少しでもほどけた時間をお届けできるよう、当日は心を込めて準備してまいります。ご依頼、本当にありがとうございました。
☕ 19HITOYASUMI COFFEE(19ひとやすみ)&amidacoffee
富山県西部を拠点に約20年。自家焙煎コーヒーと手づくりのお菓子のお店です。
戸出店/砺波店/南砺店/総曲輪店/amida coffee 高岡大仏店
出前コーヒー教室・福利厚生企画のご相談は各店舗、またはお問い合わせフォームより承ります。
#社会福祉協議会 #福利厚生 #出前講座 #コーヒー教室 #富山コーヒー #高岡コーヒー #自家焙煎 #ハンドドリップ #職員研修 #生涯学習 #地域福祉 #砺波 #南砺 #総曲輪 #高岡大仏 #19ひとやすみ #amidacoffee #コーヒーのある暮らし






